今日は会社(つまり所有株式)を売却する際にかかる税金について
少しお話しましょう。

会社を売るとは、その会社の所有株式を売ることになります。

株を売るときに係る税金
所得税と住民税の合計約20%となります。
※ 約としているのは、所得税に対し0.1021%が加算されるためです。
以後、今回の説明では端数を省略して20%とします。

計算式は
「譲渡対価」-「株式取得価額(額面)」 * 20%
です。

例として
1000万円を出資して設立した会社を5000万円で売ったら

(5000万-1000万)*20%=800万円となります。

さらに、節税方法まで言及すると

譲渡の際に社長に退職金を支払ます。
上記の例で退職金を2000万円支払とすると
その分、株式譲渡対価は
5000万円→3000万円となるでしょう。
社長は株式譲渡3000万円と退職金2000万円を得ることになります。

譲渡にかかる所得税と住民税の合計は(3000万-1000万)*20%=400万円
退職金にかかる所得税と住民税の合計は(2000万-退職所得控除)×税率です。
※ 退職所得控除=(勤務年数-20)*70万+800万 
  例として社長の勤務年数が40年なら20万×70万+800万=2200万 です。

つまり、退職金に係る税金は 2000万-2200万<0 →マイナス→税金はかからない。
となります。

一挙に 税金が800万円から400万円に減額となりました!!

どうですか!? 他にも節税方法は有ります。税理士にご相談下さい。

よこやま