M&Aと業務提携・資本提携の根本的な違いは、相手方の事業または会社に対する支配権(経営権)に対する影響力です。

ライセンス契約による「技術提携」や、他社から仕入れた商品を販売するだけの「販売提携」などの「業務提携」であれば、企業間に経営権に対する影響力はありません。

しかし、企業が「業務提携」に加え、お互いに株式を持ち合い「資本提携」を組み合わせれば、経営権に対して影響力が生じますので、M&Aに近いものになります。

さらに企業間で合弁会社を設立するなど、「業務提携・資本提携」の提携関係を更に進めれば、当然経営権に対する影響力は増しますのでM&Aにより近くなります。