M&Aと並んで語られる言葉に、業務提携や資本提携というものがあります。

これらの違いをご存知でしょうか。


まずM&Aとは、merger and acquisition(合併と買収)の略であり、つまり企業の合併や買収の総称をいいます。

事業を譲りたい者と事業を引き継ぎたい者が売買したり、志を等しくする企業同士が合併したりすることを指します。


他方、業務提携とは企業が活動する上で、他の企業と技術や生産や販売等の業務的な協力関係をもつことです。

他の企業からライセンス契約により技術を供与すること、OEMのように他社に自社ブランド製品の生産を委託すること、セブンイレブンがコカ・コーラ社からコーラを仕入れたりすることも、全て業務提携となります。


最後に資本提携とは、資本的な協力関係を持つことをいいます。

一般的には企業がお互いの株式を持ち合うことなどをいいます。

信頼できる安定株主の形成や業務提携と組み合わせることで、より強固なパートナーシップを形成できるといえます。


次回はこれらの前提を踏まえて、もう少し詳しく説明していきます。