最近、M&Aというキーワードを耳にすることが多いと感じませんか?
M&Aとは、簡単なイメージは、会社を第三者に引き継ぐ方法のことです。

なぜ今M&Aのニーズが高まっているのでしょうか?
それには2つのおおきな理由があると考えられます。


社長の平均年齢は、1990年から現在まで1度も下がることなく上昇を続けています。
2015年時点では、社長の平均年齢は59歳となっています。つまり、約60歳です。
会社員の場合、ちょうど定年となる年齢です。
社長の平均年齢が59歳ということは、社長の引退を考えなければならない時期だということになります。
このような社長の高齢化が、近年M&Aが増加している、大きな理由です。

さらに、中小企業についていえば、今後10年間に70歳を超える社長は、約250万人にもなるというデータもあります。


60歳以上の社長に、後継者の決定状況について行ったアンケートによると、なんと50%の人が、後継者が不在で、廃業を予定しているということです。

後継者というのは通常は子供や従業員ですから、半数の人が会社を継いでもらえる身内がいないということになります。

半数の経営者が身内に後継者がいない、ということですから、会社を廃業したくないならば、第三者に会社を譲らなければならないということになります。
これが、M&Aが増加している、もう1つの重要な理由です。